鉄華団流星隊 ノルバ・シノとは
※シノのお話をする前に、少し語らせてください。
ガンダムといえば、熱い人間ドラマやカッコイイMS戦を目当てに見る視聴者がほとんどな印象です。
しかしそれ以外にも、『とある要素』を目当てにガンダムを見る人もいらっしゃいます。
それは・・・「カップリング」です!
ガンダムシリーズはカッコイイMSが出る傍ら、美男美女もたくさん登場します。
美男美女がイチャイチャしてると、なんだかほっこりしますよね。ほっこりしない人もいるかとは思います。
筆者も「三日月はクーデリアもアトラもいてずるいなあ、どっちか分けて欲しいなあ。」と毎週日曜日に考えていたものです。
ほっこりというかもんもんとしてました。(結局アトラとクーデリアが結婚するという衝撃のエンディングを迎えましたね!)
しかし、今回私が取り上げたいカップリングは美男美女ではありません。
美男美男です。
ガンダムWのヒイロとデュオ、ガンダムSEEDのキラとアスラン
様々な美男美男カップルを見て幸せを感じているガンダムファンがたくさんいらっしゃいます。
そしてそれはオルフェンズにおいても同様です。
オルフェンズのカップルの中でも特に印象が強かったのは、
おそらくシノとヤマギの組み合わせではないでしょうか?
と いうことで!
今回は整備班のヤマギくんとラブラブ(?)だったシノの特集をしていきます!
鉄華団のムード-メーカー - 常に明るく鉄華団を盛り上げるノルバ・シノの魅力
性格は非常に明るく、いわゆるムードメーカーの役割をしていたシノ。
性に貪欲で常に風俗のことを考えている印象がありますが、実は人一倍仲間思いです。
仲間が死んでしまったときに悲しんでいる描写が特に多かったことからも、その優しさが見て取れます。
そんなシノは身体も大きく、白兵戦やMS戦も得意であるため、オルフェンズのキャラクターにしては珍しい、『死亡フラグを立てることが少ないキャラクター』でした。
死んだ仲間に償いたいという気持ちが強い為か、無茶な作戦に身を投じることが多いのですが、なんだか「不思議とこいつは死なない気がする」と思ってしまうんですよね・・・
最終的には戦死してしまいますが、はっきりと死んだような描写はされなかったため、なんだかんだ生きている・・・そんな気がしてしまいますね。
そういえば最終回のあと、シノはバイセクシャルであるということが判明しました。
女性であろうと男性であろうと平等に愛することができるというトンデモ設定が隠されていたのです。
よくシノと行動を共にしていたヤマキは、男の子でありながらもシノに恋愛感情を寄せていました。
オルフェンズの世界では同性婚が認められていますので、もしシノが生きていれば、二人はもしかして・・・ということがあり得たかもしれませんね。
声優は村田太志さんです。
芸歴は2009年〜と、かなり最近芸能活動を開始した方で、ここのところメインキャラクターを演じることが増えています。
シノのキャラクターとはうって変わって、村田さんはなんと引っ込み思案な性格なんです!
そんな要素を思わせないシノの名演技を思い出すと、今後更に活躍するような気がしてきます!
熱い漢 ノルバ・シノの名言集
「嘘だろ?これがダンジ・・・?クソッ!お前言ってたじゃねぇか!死ぬときはでっけぇおっぱいに埋もれて死にてぇって!おっぱいは柔らけぇんだぞ。こんな堅いコックピットとは 違うんだ・・・」
この台詞を覚えていますでしょうか?
オルフェンズの序盤、戦死した仲間の死を悼むノルバ・シノの発した言葉です。
この回が放送された当時は非常に盛り上がりました。
状況的にはとてもシリアスで考えさせられるものがあるのですが、いかんせん「おっぱい」という単語があるせいか、ネタとしての要素が強めの名台詞として視聴者から認識されてしましました。
とはいえ、鉄華団は孤児の集まりです。幼いころから母の愛をほとんど受けずに過酷な環境に置かれたことが予想されます。
ですから、本当なら誰もが乳を飲むはずのおっぱいを、ほとんど触れることなく育ってしまった・・・
そんな背景を思わせる深い言葉なのでした。
「俺だって欲しいんだよ!守れる力って奴がよ!」
基本的にMS戦は三日月、昭弘の二人がこなしていました。
その二人に次ぐ戦力になろうと、阿頼耶識の負担に耐えながらシノがこのセリフを発しました。
流星号に乗る以前のシノはモビルワーカーでの無茶な潜入や、銃を持って直接拠点を制圧するといった白兵戦を主にこなしていました。
仲間の先頭に立って立派に戦果を上げますが、やはり死んでしまう仲間も大勢います。
そんな経験が積み重なることで、MSという、自分の力を増幅するマシンを欲するようになったのでしょう。
ちなみにここらへんからヤマギとの絡みが加速していきましたね♂
「俺みたいなのを好きになってくれるやつがいる、そんな鉄華団が好きだ。絶対守りてぇよな。」
ヤマギから恋愛感情を抱かれていることについてシノがこう答えました。
まず、シノは自分のことを「俺みたいなやつ」と言っています。
白兵戦の隊長でありながら仲間を死なせてしまったり、鉄華団の訓練ではわざと厳しい役を演じたり、実はシノは自己評価がとても低い人間なのです。
しかしヤマギは、シノのことを誰より一番に考えています。誰かの一番大切な人になれたことを、シノは本当に喜んだのでしょう。
最後の出撃をする際には、ヤマギと二人で飲み明かすことを約束していました。
願いが果たされることはありませんでしたが、シノは本気でヤマギの気持ちにこたえようとしていたことは間違いないでしょう。
アリアンロッド艦隊を率いるラスタルは最終回まで余裕の表情でしたが、唯一シノだけが彼を動揺させました。彼の「鉄華団を守りたい」という気持ちの強さがよくわかりますね。
おわりに
如何でしたでしょうか。
筆者がインターネットで「シノヤマ」(シノとヤマギのペアの略称です)と
はじめて検索したときのインパクトは壮絶でした。
こんなにもシノとヤマギのペア(オルガやユージンも人気でした)が支持されているとは思わなかったのです。
最初は「そういうのが好きな人もいるんだなあ」程度に思っていましたが、
オルフェンズを全て通して見ると、
シノが生き残っていたらこんな未来があったのかな?と
楽しく「シノヤマ」を閲覧できるようになりました。
シノの使う機体の「流星号」にもしっかりと由来があったことにも驚き、
ますますオルフェンズの世界観の深さに感心しました。
(『流星』という中国の宝剣が由来です。)
シノ一人をとっても紹介しきれていない要素がたくさんあります。
是非、オルフェンズを見返して、「ノルバ・シノ」という人間を観察してみてください!
以上!オルフェンズ「ノルバ・シノ」特集でした!