コードギアスシリーズは現在テレビ版2作と映画版4作が放映されていました。テレビ版はアニメファンなら誰でも知っているほど有名な作品となっています。
今回はファンの方を中心に3期(制作が決定しています)まで熱が冷めないよう思い出していきたいと思います。まだ観ていない方もこの機会に少し内容を見て下さい。
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Contents
コードギアス反逆のルルーシュ(第一期)のあらすじ
ブリタニア帝国の王子であるルルーシュとその妹ナナリーは王宮内で母親を殺されました。父である王に謁見しますが、取り合って貰えなかった為そんな扱いをしたブリタニアを恨み王宮を出て庶民として暮らし始めます。
日本に出て助けて貰ったのが、ルルーシュと親友となるスザクの家でした。
ブリタニアは日本を戦争で勝ち取り、エリア11という名前で呼ぶこととなります。日本人は“イレブン”と呼ばれるようになります。
密かにブリタニアを壊す策略を練りつつ学生として過ごしていたルルーシュの前にC.C.という謎の女C.C.が現れルルーシュにギアスを授けることでこのコードギアス反逆のルルーシュの物語が動き出します。
ギアスとは強い力の催眠術のような能力で複数の所持者、複数のちからがありますが、ルルーシュのギアスは“絶対遵守のギアス”でした。C.C.以外には直接目を見れば確実に命令に従わせる事が出来ます。
ギアスを上手く駆使し、イレブンの反逆者を駒として使い黒の騎士団と名乗って世界を変えていきます。
コードギアス(第一期)の名言・名シーン
ルルーシュ「撃って良いのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」
後にも出てくる名言です。最初はギアスを手に入れてすぐの頃に言います。そしてギアスを使い、全ての兵士に自殺するように命令します。ここでギアスを使ってずっと始めたかったブリタニアへの反逆を始めます。
クロヴィス「こいつ…私は誰と戦っているのだ!?」
ルルーシュの兄にあたるクロヴィスが国を治めており指揮も行っていたが、いつも戦っているイレブンの反逆者たちとは違い、統率の取れた戦略のある戦いぶりにこの言葉が出てきました。
ブリタニア軍とイレブンの反逆者が戦っているところでイレブン側にゼロとしてルルーシュがついたため統率が取れブリタニアに圧力をかけることができました。
ナナリー「優しい世界でありますように」
これはメイドのサヨコがナナリーに折り鶴を教えた時に「この鶴が千羽出来たら願いが叶う」とナナリーがルルーシュに話し、ルルーシュが願いを尋ねた時の返答です。
この言葉はルルーシュの行動を最後には否定してしまう言葉です。自分を犠牲に、周りの人を犠牲にしていったルルーシュはナナリーの為と思いつつもブリタニアへの憎しみで動いていたことが分かります。
オレンジ
ブリタニアの兵士であるジェレミア卿にギアスをかける前に全ての人に聞こえるよう「オレンジ」と言います。その後「我ら(反逆者)を全力で見逃せ」というギアスにかかり、拘束していたスザクと反逆者を味方を制止して見逃します。
周りからは“オレンジという後ろめたいことがある”と認識され名誉と地位を奪われます。
尚、ジェレミアは一期最後に復活し二期にはかなり重要な人物として登場します。
二人の再会
ユーフェミア皇女の命でスザクはルルーシュと同じ学校へ通うようになります。スザクとルルーシュはこれで七年の付き合いになり、お互いのことがよく分かる間柄になっています。
スザクの上司のセシルが「大事にしなさい、二人の出会いが増えたら出会いは偶然ではなく必然になるの」と言います。
話が進んでいくとこの言葉も重みが増していきます。最後の結末も必然ということになります。
C.C.の本当の名前
戦闘で厄介なランスロット(スザクが乗る機体)をC.C.が足止めすると言っている間にルルーシュがC.C.の肩に手を置きます。するとルルーシュはC.C.の過去を垣間見てしまいます。
スザクが混乱した隙にルルーシュはC.C.を連れて洞窟へ逃げます。そこで寝言で自分の名前を言います。
目覚めたC.C.にルルーシュが「ありがとう」と告げるとC.C.はお返しに名前を呼んで欲しいと言います。C.C.と呼ばれるようになった彼女にとって本当の名は宝物です。名前は明かされないままでした。
ルルーシュ「ありがとう」
シャーリー(同じ学校の生徒会メンバーの仲間)は軍に利用され、ルルーシュがゼロだということを知ってしまいます。丁度その時、戦場でシャーリーの父が巻き込まれて亡くなっておりゼロを許せない気持ちでいました。
複雑な気持ちのまま正体を知ってしまったシャーリーは葛藤します。それをマオというC.C.が過去にギアスを与えた人物が登場し、C.C.をおびき寄せる手段として気持ちを更に混乱させます。
なんとか逃げおおせるのですが、ギアスでシャーリーからルルーシュの記憶を消去します。
その後、他人になってしまったルルーシュはシャーリーに「(今まで)ありがとう」と言います。
スザク「僕とルルーシュが組んで出来なかったことは無いだろ」
マオにナナリーを誘拐されたときにルルーシュとスザクで探し、救出する時のスザクの言葉です。
マオはナナリーの命を奪うことを決めてルルーシュに賭けを申し出ます。ルルーシュは乗りますが、マオは心を読むギアスの持ち主なので負けてしまいます。
しかし、ルルーシュが一枚上手でスザクにトラップを解く指示を録音した上で自分にギアスをかけてトラップ解除のことを忘れていました。これなら心を読んでも分からないからです。
この言葉も深く、この作品の最後に生きてくる言葉でもあります。
ルルーシュ「生きろ!」
スザクにかけたギアスです。スザクは死に場所を求めるかのように自分の命を省みず戦場へと現れます。そして、本当に共倒れを選ぼうとした時に生きろと命じました。
その後は無人島へ、ルルーシュ、ユーフェミア、スザク、カレン(イレブンの反逆者の一人であり生徒会のメンバー)で漂流します。
血染めのユーフェミア
ユーフェミアはイレブンの為に“行政特区日本”という場所を築き、イレブンが日本人という名を取り戻せるようにしようとします。
ゼロと二人きりで話したいと個室で話をします。ルルーシュはユーフェミアの意志の強さに負けを認め、手を取り合って行政特区日本を築き上げようということになりました。
その後冗談を交えながら話していると、ギアスが暴走しユーフェミアに「日本人を皆殺しにしろ」と命じてしまいます。
その後ユーフェミアは血染めになりながらイレブンを射殺し、軍隊にも命じて殺させます。
逆賊皇女と呼ばれ、式典は滅茶苦茶です。
ユーフェミアをゼロのルルーシュが射殺し、それを利用して救世主という地位を築きました。
ベッドで横たわり目覚めたユーフェミアはスザクに「式典はどうでしたか?日本人の方々は喜んでくださりましたか?」と問いスザクは「大成功だよ」と言うと息を引き取りました。
後にルルーシュは「ユーフェミアは始めギアスに逆らった」と言い、「それだけ彼女には許せないことだったんだ」と言っています。
まとめ
コードギアス反逆のルルーシュですが、一つ一つの言葉に重みが出てくるように作られています。重いシーンでも無いところに伏線があったり、今後の行く末、その人物の想いなどが隠されています。このような点にも面白さがあります。
このような事があるため、この作品は第一期の最初から観ていくのが面白いです。一回では気づかなかった事も気づけるので複数回観ても更に面白く出来ています。
是非シリーズ通して観ていただきたいです。