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広がる世界
SAOシリーズは、「アインクラッドでの2年間」や「無数に広がるVRMMOワールド」という、良い意味で想像の余地を残したスキのある設定のおかげで、非常にスピンオフ作品が作りやすい構造になっています。
多数あるスピンオフ作品の一部をご紹介します。
- スピンオフ小説
- スピンオフコミック
- ゲーム
様々なスピンオフ作品
1.スピンオフ小説
SAOオルタナティブ ガンゲイル・オンライン
すでに6巻を数えているのが「SAOオルタナティブ ガンゲイル・オンライン」。作者は「キノの旅」の時雨沢恵一さん。タイトル通り、GGOを題材にしたガンアクションです。SAOテレビ2期の銃器設定を監修した時雨沢さんならではの、本格的な銃撃戦描写が満載です。
舞台となるのは本編で描かれたバトルロイヤルの団体戦版、スクワッド・ジャム。リアルでは高身長に悩む女子大生・小比類巻香蓮が、念願の小柄アバターを得てGGO世界で暴れまわります。
SAOオルタナティブ クローバーズ・リグレット
小説はもう1作品「SAOオルタナティブ クローバーズ・リグレット」。作者は「空ノ鐘の響く惑星で」の渡瀬草一郎 さん。こちらは、和風ファンタジーのアスカ・エンパイアの世界が舞台となります。
SAO本編では描かれていないゲームですが、ユウキとスリーピング・ナイツがかつてプレイしていたことから、「マザーズ・ロザリオ編」にかかわりの深い内容となっています。
戦巫女のナユタと忍者のコヨミ、そして謎の探偵クレーヴェルが、イベント中に起きた怪奇現象の謎に挑む、ミステリー仕立てのストーリーです。
スピンオフコミック
ソードアート・オンライン ガールズ・オプス
SAO原作各エピソードのコミカライズ版もありますが、ここでは猫猫猫さんによるオリジナル作品「ソードアート・オンライン ガールズ・オプス」をご紹介。本編では出番が少なくなりがちなシリカとリズ、そしてリーファが、新たな仲間と共にALOの世界で大冒険します。
「ガールズ・オプス」の魅力は、上記メンバーに加えてキリトやシノンなど本編メンバーが数多く登場すること。スピンオフでありながら、限りなく正史に近い印象です。そしてもちろん、SAOガールズの活躍も見所です。
ゲーム
ゲームを題材にしたSAOシリーズは、当然ゲーム化との相性は良く、コンシューマ版、アプリ版それぞれで複数のゲームが発売されています。
SAOシリーズのゲーム作品は、原作のIF展開を題材にしています。アインクラッドを100層まで攻略できたり、ALOに新たな新大陸が登場したりと、キリトや仲間たちの原作にはない冒険を楽しめます。コンシューマ版の最新作は2016年10月発売の「ホロウ・リアリゼーション」。SAOサーバーのデータを元にした「ソードアート・オリジン」というゲームの世界が舞台となります。
アプリ版は現在、「コード・レジスタ」と「メモリー・デフラグ」の二作が稼働しています。
「コード・レジスタ」はSAO、ALO、GGOのデータを元に、自由に世界を行き来できる新たなゲームの世界で、主人公はキリト始め様々なキャラクターと協力して冒険します。「メモリー・デフラグ」キリトの追想という形で原作のストーリーを追いかけて行きます。いずれも、いわゆるガチャで仲間を手に入れるタイプのゲームです。
おわりに
SAOシリーズには多くのスピンオフ作品があり、おそらくこれからも増えていく可能性が高いです。本編を全て楽しんだ後は、それらを手に取ってみてはいかがでしょうか。きっと、気に入る作品に出会えると思います。