長きに渡る浮遊城アインクラッドでの戦いを終えたキリトたちSAOプレイヤー。
ですが、その一部は未だ現実世界に帰還していませんでした。覚めない眠りの中にある最愛のパートナーを求めて、キリトは新たな世界に旅立ちます。
今日は"フェアリィ・ダンス編"の魅力についてお伝えしていきます。
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フェアリィ・ダンス編の魅力
フェアリィ・ダンス編の魅力と言えば以下3点でしょう。
- 新ヒロイン・リーファ
- デスゲームからの解放
- 最狂の敵、オベイロン
新ヒロイン・リーファ
今回キリトと冒険を共にするのは、シルフ族の魔法剣士リーファ。その現実世界での姿・直葉は、キリト=和人の妹です。妹といっても血縁上はいとこであり、2年間のデスゲームから帰ってきた和人に対し、家族を超えた感情を抱き始めています。
そんな彼女は、仮想世界でキリトと出会い、その真っ直ぐな強さや仲間を思う気持ちに触れ、次第に気になる存在になっていくのですが…。
現実世界と仮想世界の両方で、好きになってはいけない相手に恋をしてしまった彼女のドラマが、フェアリィダンス編一番の見どころであることは間違いありません。
デスゲームからの解放
フェアリィダンス編の舞台アルヴヘイムオンライン(ALO)は通常に運営されているVRMMO世界です。当然ながらアインクラッド編の最大の特徴であったデスゲーム設定がなくなり、ゲームで死んでも、少しの経験値を失い町に戻されるだけです。
このため緊張感という点ではやや物足りない点でもあるのですが、逆に言えばプレイヤー同士で決着がつくまで存分に戦えるということでもあります。本編中盤で描かれる、サラマンダー族のユージーン将軍とキリトの一騎打ちは、シリーズ通してもベスト級に盛り上がる名勝負です。
最狂の敵、オベイロン
今回の敵は、妖精王オベイロン。現実世界での姿は、ALOの運営責任者・須郷伸之です。SAOシリーズの敵は、悪であることは間違いないにせよ、常人を超えた強靭な精神を持ち、力を持つ相手との戦いに喜びを覚える人物像として描かれることがほとんどです。
しかし、須郷は強くありません。というか、弱いです。弱い人物であるからこその、卑怯な策略。なりふり構わぬ行動。弱者をいたぶることに喜び、偏執的なまで力に執着する。
その姿は、シリーズで最も"狂った"敵といえるでしょう。ちなみに、アニメ版では子安武人さんが声を演じ、狂気度(変態度ともいいます)がさらにアップしています。
おわりに
SAOシリーズはまだまだ継続中ではありますが、何度か、ここで終わってもおかしくないという区切りのポイントがありました。その1回目が、フェアリィダンス編のエンディングです。アインクラッドから続くキリトの冒険が、どんな形でひとまずの決着を迎えるのか。
他の仲間たちはどうなったのか。小説だと4巻、アニメだと第1期がここまでの範囲になりますので、ぜひ確認してみてください。